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胃腸を元気にするとむくみが軽くなる?大人女性のセルフケア
夕方になると足が重だるく、パンパンにむくんでしまう…。そんなお悩みをお持ちのデスクワーク女性は多いのではないでしょうか。
「むくみ=足だけの問題」と思われがちですが、実は胃腸の働きと深い関係があります。今日は、胃腸とむくみのつながり、そしてご自宅でできるセルフケアについてご紹介いたします。
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◎胃腸とむくみの関係
私たちの体は、食べたものや飲んだ水分を胃腸で消化吸収し、エネルギーに変えています。ところが、夏場は冷たい飲み物や冷房でお腹が冷えやすく、胃腸の働きが弱まりがち。
胃腸の力が落ちると、体の中で余分な水分をさばききれず、足や顔に「むくみ」として現れてしまいます。
東洋医学では「脾(ひ)」という臓腑が水分代謝を担っているとされ、この働きが乱れることで体が重だるく感じやすくなるのです。
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日常でできるセルフケア
胃腸を元気に整えることは、むくみの予防や改善に直結します。特別なことではなく、ちょっとした生活の工夫が大切です。
◯温かい飲み物をとる
冷たい飲み物ではなく、常温の水や白湯、スープなどを選ぶことで胃腸をやさしく温められます。特に朝の一杯の白湯はおすすめ。ゆっくり味わうことで胃腸が目覚め、代謝も整いやすくなります。
◯冷たいものを控えめに
アイスや氷入りの飲み物は美味しいですが、取りすぎると胃腸が冷えて働きが鈍ります。1日の中で「温かいものを取り入れる時間」を意識してみましょう。
◯軽いウォーキングや腹式呼吸
歩くことや深い呼吸は、内臓をやさしく刺激して血流を促し、胃腸の働きを助けます。特にデスクワークで座りっぱなしの方にはおすすめです。
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◎むくみと胃腸に効くツボ
鍼灸でもよく使われるツボをご紹介します。ご自宅でも軽く押すことでセルフケアになりますよ。
・足三里(あしさんり)
ひざのお皿の下から指4本分下、すねの外側にあるツボ。胃腸を整える代表的なツボで、疲労回復にも役立ちます。
・陰陵泉(いんりょうせん)
ひざの内側、すねの骨に沿って上がったところにあるツボ。水分代謝を整え、むくみに効果的です。
強く押す必要はありません。やさしく心地よい圧で、息を吐きながらゆっくり3〜5回刺激してみてください。
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◎まとめ
胃腸を元気にすることは、むくみを改善する近道。毎日のちょっとしたセルフケアが、体を軽やかに保ってくれます。
中央林間にある「つゆき按腹堂」では、鍼灸やマッサージで胃腸の働きを整え、むくみや冷え、だるさの根本改善をサポートしています。セルフケアと合わせて取り入れていただくことで、より快適な毎日を過ごしていただけるでしょう。
むくみや疲れを感じたときは、ぜひお気軽にご相談ください。