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湿気で眠れない夜に。心地よい睡眠を導くセルフケア
こんにちは。
中央林間駅から徒歩4分、白を基調とした落ち着いた雰囲気の「中央林間マッサージ鍼灸院 つゆき按腹堂」です。
前回からの続きで湿気と不眠のつながりをお話していきますが、今回はセルフケアを中心とした内容です!
◯湿気と不眠の関係
東洋医学では、湿気による不調を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。湿邪は胃腸を弱らせ、体の中に余分な水分を停滞させます。その結果、体が重くなり、気の巡りが滞って夜もリラックスできず、「眠りが浅い」「夢をよく見る」といった不眠につながります。
〜ご自宅でできるセルフケア〜
湿気による不眠を和らげるためには、毎日の小さな習慣が大切です。
◎食事で湿をため込まない
冷たい飲み物や甘いお菓子は湿気を増やす原因に。常温のお水や白湯を選び、温かいお味噌汁や生姜入りのスープを取り入れてみましょう。利尿作用のあるはと麦茶もおすすめ。夕食は消化にやさしいメニューにして、寝る2時間前までに済ませるのが理想です。
◎ツボ押しでリラックス
就寝前には「三陰交(さんいんこう)」「陰陵泉(いんりょうせん)」を。足首の内側にある三陰交は女性の体調全般を整え、陰陵泉は湿気を流しやすくします。親指で5秒ほどやさしく押して離す、を3〜5回繰り返してみましょう。
◎入浴で体を温める
湿気が体にこもると血流が滞りやすくなります。38〜40℃のぬるめのお湯に15分ほど浸かると、副交感神経が優位になり、眠りの準備が整います。入浴後は温かいハーブティーを飲むのも良いですね。
◎腹式呼吸で自律神経を整える
布団の上で仰向けになり、お腹に手を当てて呼吸します。鼻から息を吸ってお腹をふくらませ、口からゆっくり吐きながらお腹をへこませます。これを5〜10回繰り返すと体の緊張がほどけ、眠りにつきやすくなります。
◎寝室の工夫
除湿機やサーキュレーターを活用して空気を循環させましょう。湿気をためない環境作りも大切です。アロマオイル(ラベンダーやベルガモットなど)をディフューズすると心も落ち着きます。
〜鍼灸で整える眠りのリズム〜
セルフケアだけでは改善が難しい場合、鍼灸によるアプローチも有効です。鍼やお灸で胃腸の働きを整え、余分な湿を外へと流すことで、体の内側から巡りが良くなります。その結果、夜のリラックスが深まり、自然と眠りやすいリズムに近づけます。
湿気の多い季節は、不眠やむくみ、胃腸の重だるさといった不調が出やすいものです。そんな時こそ、体の声に耳を傾け、養生を心がけたいですね。
中央林間マッサージ鍼灸院 つゆき按腹堂(神奈川県大和市中央林間5-6-4 第2チャイルドシティ107)では、不眠や季節特有の不調に合わせた鍼灸や按腹(お腹のマッサージ)を行い、セルフケアのご提案もしています。
公式LINEからもお気軽にご相談ください。湿気に負けず、心地よい眠りを手に入れて、日々を健やかに過ごしていきましょう