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上を向くと詰まる…その首の重さ、どこからくるの?

「上を向くと、なんだか首が詰まる」
「後ろを見ようとすると、ギシギシして動かしづらい」
そんな感覚、ありませんか?
まるで、首の後ろに“見えないストッパー”がかかったような感覚。
この詰まりや重さの正体は、筋肉と関節のバランスの崩れにあります。
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💡首は“ボーリングの球”を支える細い柱
人の頭の重さは約4〜6kg。
ボーリングの球を細い支柱の上に乗せているようなものです。
首の骨(頚椎)はS字のようなカーブで、この重みをうまく分散しています。
ところが、デスクワークやスマホ姿勢でずっと前かがみが続くと、
首の前の筋肉がギュッと縮み、後ろ側はずっと引っ張られたまま。
そのまま上を向こうとすると…
すでに張りつめている後ろ側が「もう動けない!」と悲鳴をあげ、
詰まったように感じてしまうのです。
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💡首の関節は“ドアの蝶番”のようなもの
首には7つの骨が積み重なっています。
それぞれがドアの蝶番のように少しずつ動くことで、
全体がなめらかに曲がったり反ったりします。
でも、筋肉のこわばりや姿勢のクセでどこかの関節が固まると、
他の部分がその分を無理に動かすことになります。
結果、ある一点だけに負担が集中し、
「詰まる」「ひっかかる」といった感覚を生み出すのです。
まるで古いドアの蝶番がサビついて、
途中でギギッと止まるような状態。
そんなときは、油をさす(=血流をよくする)ことが大切です。
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💡胸や肩の硬さも“首を引っ張る糸”になる
首の動きには、実は胸や肩の動きも関係しています。
猫背で胸を閉じた姿勢が続くと、
前側の筋肉が短くなって“首を後ろへ引っ張る糸”のように働きます。
イメージとしては、風船を前に引っ張ったまま上に持ち上げようとするようなもの。
風船(=頭)は上に上がりたくても、
前の糸(=胸や肩の筋肉)が突っ張って動きを止めてしまうのです。
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🌿詰まりは「体からの小さなサイン」
首の詰まり感は、単なるコリではなく、
「これ以上無理しないでね」という体からの小さなサインです。
無理に動かすのではなく、
「なぜ詰まっているのか」をほどいていくことが大切です。
首の筋肉をゆるめることはもちろん、
胸や肩、背中といった“全体の動き”を整えることがポイント。
中央林間マッサージ鍼灸院つゆき按腹堂では、
首の動きを阻む深層のコリを丁寧にほどきながら、
本来のしなやかな動きを取り戻すお手伝いをしています。
上を向いたときに感じる「空が近くなるような軽さ」。
それが、首が正しく働いているサインです🌿
次回は首の後ろのつっぱりを軽くするセルフケアについてお話していきますね!
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📍中央林間マッサージ鍼灸院 つゆき按腹堂
神奈川県大和市中央林間5-6-4 第2チャイルドシティ107(中央林間駅から徒歩4分)









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